中国・人民網は１２日、東日本大震災から４年を迎えたが、岩手、宮城の両県で復興のための公営住宅の完成率は１４％にとどまると報じた。「中国では３年で復興プロジェクトがほぼ１００％、完成している」という。
　
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　記事によると、中国では２００８年に起きた四川大地震の後、３年間で国の再建プロジェクト４万１１３０件のうち、９５％、また１０年の青海地震では３年間で９９％が完成した。さらに１３年の四川省雅安地震では１年後の着工率が９９．７％、完成率は３２．３％だったという。
　記事はその上で、「東日本大震災で日本政府が定めた集中的な復興期間は残すところ１年だが、復興・再建までの道のりはまだ遠い」と指摘。
　また住宅再建の遅れの原因について日本メディアの報道を引用し、「被災地の自治体の職員不足や、建設会社で着工までの手続きに長い時間がかかること、建設作業員不足、入札で建設業者が決まらないことなどがある」と説明した。
　（編集翻訳　恩田有紀）