“日本で最も美しいビーチ”が、世界最大の旅行サイト『トリップアドバイザー』によって発表された。世界中の人による口コミで“日本一”の称号を得たのは、沖縄県宮古島にある与那覇前浜ビーチだ。今年で3年連続の快挙である。

　その他にも4位に新城海岸、8位に砂山ビーチがランクインするなど、トップ10のうち3つを宮古島のビーチが占めていて、沖縄の中でも根強い人気のリゾート地になっている。そんな魅力的な宮古島だが、実際行ってみたら「え!?」とビックリするような体験をしたという人も多いようだ。

　そこで、宮古島出身である筆者が、島に行くならあらかじめ押さえておくべき、“宮古んちゅの珍常識5つ”をご紹介しよう。

　■“おっぱい山”を紹介したがる

　平坦な地形の宮古島には山がない。そんな予備知識を持って油断していると、タクシー運転手さんに「あれが“おっぱい山”だよー」と唐突に言われることがある。山を探して「どこですか!?」とキョロキョロしても、そこには山のイメージとは程遠いおわん型の小さな丘が2つきれいに並んでいるだけだ。

　まるで女性の胸そのものの形に、じっと見るのもテレてしまうかもしれないが、島の人たちにとっては親しみのある“アイドル山”。知らない人にはつい教えたくなってしまうのだ。

　■あとで何するの!?　謎の「あとから～」発言

　宮古んちゅは、「バイバイ！　また明日ねー」と言うかわりに、「あとから～」で済ませてしまうことが多い。メールのやり取りでもたいてい「じゃ、あとから～」で終わる。次の約束もしていないのに「あとから～」と言われると、「え!?　いつ!?」と確実に戸惑うだろうが、知っておけばなんてことはない。

　慣れてくると、「サヨナラ」よりずっと温かくていい言葉だと気づくはず。

　■すれ違い注意！　「来るね」は逆の意味

　島の人が「今から来るね」と言えば、「これから行くね」の意味なので気をつけよう。仲良くなった島民に、「仕事終わったらそっち来るねー！」と言われても「？」とならないように。「仕事が終わったら遊びに行くね」と瞬時に頭の中で訳せれば、あなたもほぼ宮古んちゅだ。

　■海に入る時は服着用！

　真夏の宮古島に降り注ぐ紫外線は、“熱い”を通り越して“痛い”と言うのが正しいだろう。島の人は肌を守るため服を着たまま海に入るのが当たり前、水着を持って行くという習慣はないに等しいのだ。

　いくらテンションが上がっても、水着で長時間海にいれば軽い火傷の症状を起こしてしまうので気をつけよう。…