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象印が通期業績予想を上方修正、訪日外国人によるインバウンド消費や中国・台湾市場で好調

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象印が通期業績予想を上方修正、訪日外国人によるインバウンド消費や中国・台湾市場で好調

 象印が通期業績予想を上方修正、訪日外国人によるインバウンド消費や中国・台湾市場で好調

 

  3月30日、象印 <7965> が2015年11月第2四半期および、通期業績予想の上昇修正を発表した。通期における売上高を780億円から845億円(8.3%増)へ、営業利益を39億円から71億円(82.1%増)へ、経常利益を42億円から52億円(78.6%増)へ、当期純利益を26億円から75億円(80.8%増)とした。
 
  第1四半期連結累計期間では、国内において消費税増税による需要の冷え込みなど厳しい経営環境を予想していたが、訪日外国人のインバウンド消費の下支えなどもあり、消費税増税による駆け込み需要の影響があった前年同期とほぼ同水準の売上高で推移した。また、海外においても、中国・台湾市場での販売が予想以上に好調に推移したことや為替の影響による円換算額の増加で海外売上高が増加し、売上高は当初予想を上回った。
  
  利益面では、前年同期に比べて円安で推移したことによる海外生産品の原価上昇はあったものの、売上高の増加に加え、海外売上高比率の上昇や国内における炊飯ジャー全体の採算の改善などから売上総利益率が向上したことにより、当初予想を上回った。
  
  第2四半期以降、今後の国内市場における需要の状況が不透明であるものの、第1四半期連結累計期間の業績の状況をふまえ、第2四半期連結累計期間および通期の連結業績予想の上方修正に踏み切った。
  
  なお、今回の業績予想で前提としている為替レートは、1ドル=115円から1ドル=120円に変更している。(ZUU online 編集部)

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