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2015年4月15日、韓国・文化日報によると、韓国の大学院生の数が1990年に比べておよそ4倍近くに増加していることが分かった。
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ファン・ヒラン大学教育研究所(KHEI)研究員の報告書「大学院の量的膨張と授業料」によると、大学院生の数は1990年の8万6911人から昨年は33万872人となり、約4倍に増加している。過去20年間は大学生の数も増加しているものの、全体の学生数(大学生と大学院生の合計数)のうち、大学院生が占める割合は1990年の5.7%から10.1%に増えている。最近の大学構造改革の流れにより、大学生を大幅に削減するための取り組みが進められているが、大学院生は逆に着実に増えている。
専門人材の需要が増加したうえ、若年層の就職難が深刻化したことが、大学院進学者が増えた理由だと分析されているが、これにより高学歴の失業問題をさらに悪化させることが懸念されている。
この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。
「就職があまりにも難しすぎる。ライバルが多すぎて、就職先が少なすぎる」
「海外の有名大学の大学院じゃないと、実際には意味がない」
「博士号を取っても、大学教授は夢のまた夢」
「1億ウォン(約1100万円)は用意しないと大学院まで卒業できないんじゃない?」
「修士はどうかわからないが、博士は外国で取らなければ教授にはなれない。韓国の大学で博士を取っても非常勤講師がいいとこだ」
「勉強を続けて学者なろうとする人も多い。特に文系は大学院を出ても就職に役立たないと知りつつも、大学院に行く人が多い。本人が学んでいる専門研究に一生を捧げようと、昼は仕事をしながら夜はアルバイトをして、週末に研究室の補助をしているような人たちだ」
「理工学系は修士や博士が必要だと思う。大企業でも中小企業でも、昇進するのに必要だ」
「猫も杓子も大学に行くからしかたない」(翻訳・編集/三田)