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SKE48チームK2リーダーの古川愛李(25)が30日、名古屋のSKE48劇場で卒業前最後の劇場公演に出演した。
初めてもらった公演ユニット曲「眼差しサヨナラ」を、同期で仲良しの高柳明音とデュエット。涙が止まらない高柳につられ、途中で涙声になりながらも歌いきった。
アンコール後の卒業セレモニーでは、同じく3月いっぱいで卒業する佐藤実絵子らと「涙の湘南」を、さらに高柳や加藤るみら同期生8人で「背中から抱きしめて」を披露した。最後は、かつてリクエストアワーでランクインしながら、歌えなかった「バンジー宣言」を、リベンジとばかりに熱唱。「涙で終わりたくない」という、古川らしい選曲だった。
古川に別れの手紙を書いたのは、朝から1人で泣いていたという高柳だった。「カラオケに行ったとき、ひたすら知らないアニソンを歌われた。ぶれないところにひかれた」。笑い話をまじえながら、「みんなに愛されている愛李がうらやましかった。尊敬していた。そんな愛李が、ずっと一緒にいてくれてうれしかった」と感謝の言葉をつづった。
高柳の手紙を受け取った古川は、6年間の思いをしみじみと語った。「ずっとAKB48を見てきて、実は1期生オーディションを受けようと思ったときもあった。受けていたら、今ごろここにいないかも」。そんなときに知ったのが、SKE48の発足だった。1期生の公演を見て、オーディションを受けることを決意したという。チームK2の発足から6年、K2一筋。「K2はこれからもすごい戦闘力で突き進んでいくと思います」と、仲間たちにエールを送った。
新リーダーに大場美奈を、副リーダーには内山命をそれぞれ指名した。「リーダー大場、副リーダー命、よく分からない立ち位置のちゅり(高柳)とともに、チームK2は成長していくと思う」。今後はイラストレーターを目指す。「目標は絵本を出すこと。その発売イベントに、みなさんに来ていただいて、再会できたらうれしいなと思う」。最後は、お決まりのキャッチフレーズをもじって「あなたのヒロインになれたかな?」と、笑顔でステージを後にした。