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パナソニックブースレポート
パナソニックは制作向けラインナップ拡充とクラウドワークフローおよび4K+IPの3つのカテゴリーを軸に放送局からビジネス市場まで様々な製品とサービスを提案。VARICAMシリーズを中心としたカメラやLCDディスプレイ、TOUGHBOOKなど幅広い商品展開でブースを飾った。
今年のパナソニックは大判センサーを搭載したレンズ一体型4KカメラAG-DVX200のほか、4KスタジオハンディカメラAK-UC3000シリーズ、HDスタジオハンディカメラAK-HC5000シリーズクラウドネットワークサービスP2 Castに対応したAJ-PX380Gなど、昨年とは打って変わって数多くのカメラを出展していた。
VARICAM 35もカメラヘッド分離型に対応する新しいオプションを発表したほか、ブースでもデジタルシネマスタイルでの撮影スタイルを今年も披露していた。また、デジタルサイネージや電子黒板など多様なニーズにこたえるLCDディスプレイやプロジェクターのほか、4K解像度のパネルを搭載したTOUGHPADなど幅広い商品展開を行っている。
プレスカンファレンスでAG-DVX200を紹介するパナソニックの宮城氏
プレスカンファレンスでひときわ目立つ存在だったAG-DVX200は、4/3型大判センサーを搭載したレンズ一体型4K/60pカムコーダーで、VARICAMシリーズから継承されたV-Log L(12ストップ)を搭載しているほか、4K(UHD:3840×2160)60pでの収録に対応したカメラだ。記録フォーマットはMP4/MOVで、転送レート100Mbps以上のSDXC/SDHCメモリーカードUHS-I U3(UHS Speed Class 3)へ記録される。レンズは新開発のLEICA DICOMAR 4K 13倍ズームレンズを搭載しており、4K(4096×2160)24p時29.5mm~384.9mm、フルHD(1920×1080)時28mm~365.3mm(35mm換算値)の画角となっている。また、5軸ハイブリッド手ブレ補正、インテリジェントAFシステム、NDフィルター(1/4、1/16、1/64)も搭載している。
4/3型大判センサーにより美しいボケ味表現が可能なAG-DVX200。最大120fps(FHD時)のバリアブル・フレームレート収録やダブルカードスロットによる、サイマル/バックグラウンド/リレー記録が可能
AK-UC3000シリーズは4K(UHD)対応のカメラでCCUやリモートオペレーションパネル、9インチVFなどのオプションも用意されている。…