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スペイン・バルセロナで開催中のMWC 2015で、インテルがAtom xシリーズを正式発表しました。最廉価版となるAtom x3はコードネームSoFIA(ソフィア)として開発されてきた高集積SoCの製品版。上位の x5とx7は開発コードCherry Trail (チェリートレイル)として開発されてきた、現行Atomに次ぐ新世代強化版です。
SoFIAことAtom x3の特徴は、低価格スマートフォンに向けて、3GやLTEモデム、Wi-FiやBluetoothといった通信チップまでも含めて1チップ化したこと。従来のAtomではこれらは外付けでした。
x5とx7の特徴は、14nmプロセスでの製造により電力効率を高めた点と、現行のZ3700シリーズからGPUを大幅に強化した点です。
さて、Atom xシリーズは2月の終わりにグレードナンバーの導入が発表されたばかり。その際に「より詳細な続報を近日公開する」と予告しており、今回の正式発表はそれが実際に行われた形となります。こうした経緯に関しては、当時の記事を参照ください。
インテルがAtomをx3 / x5 / x7にグレード分け、Atom xシリーズへ。次世代SoCへ地ならし
合わせて、Atom xシリーズの新しいロゴが公開されました(タイトル画像)。先日はCore iシリーズなどと合わせたロゴが発表されましたが、これは暫定的なものだったようです。また、インテルのCPUやSoCのブランドロゴは従来よりAtomやCore iシリーズなどで共通のデザインだったため、今回のロゴもAtom x以外で使われる可能性は高そうです。
実際のAtom xシリーズのモデル名は、グレードナンバーの後ろにモデルナンバーが加わる仕様。インテルのリリースではここまでを含めてシリーズとして表現しており、それに従うと今回発表されたモデルはAtom x3-C3000シリーズ、Atom x5-8300/8500シリーズ、Atom x7-8700シリーズの4系統となります。
Atom x3-C3000シリーズは、64ビット対応のx86CPUコアとARMのMali系GPUコアを中心に、3GまたはLTEモデム用のベースバンド部までを統合したSoC。インテルとしては初めてのジャンルとなる製品ということもあり、ダイ(半導体本体)の構造写真も公開されています。
ラインアップは3モデルで、3Gの廉価版 Atom x3-C3130 (CPU2コア、最高クロック1.2GHz、GPUはMali-400 MP2)
3Gの高速版 Atom x3-C3230RK (CPU4コア、最高1.2GHz、GPUはMali-450 MP4)
LTE版 Atom x3-C3440 (CPU4コア、最高1.4GHz、GPUはMali-T720 MP2)
から構成されます。…