政治そのほか速
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(台北 9日 中央社)昨年11月の統一地方選で圧倒的支持を集め当選した柯文哲台北市長が7日、女性を軽視したともとれる発言をし、各界から批判や正式な謝罪を求める声が上がっている。
柯市長はこの日出席したジェンダー(社会的性別)に関するフォーラムで、台湾の未婚男性が未婚女性より多いことに触れ、「外国人妻を30万人も輸入しているのに不思議だ」と発言。女性を「モノ」として扱うような物言いに、会場にいた民間団体らが反発した。
8日には中国大陸やベトナム、インドネシアなどから台湾に嫁いだ女性たちで構成される民間団体も抗議の声をあげ、同席した与党・国民党籍の台北市議も国際問題になりかねないと苦言を呈するなど、波紋が広がっている。
柯市長は同日、メディアの取材に対して、「言葉を間違った。改めなければならない」としながらも、「悪意はなかった」と釈明。一方で、謝罪の言葉は終始口にしなかった。
発言をめぐっては同氏と密接な関係にある野党・民進党も「不適切だ」とコメントする事態に発展しており、かねてから失言が多いことで知られる人気市長の対応に注目が集まっている。
(劉世怡、顧セン、呂欣ケイ/編集:齊藤啓介)