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【ワシントン時事】米有力シンクタンク、カーネギー国際平和財団は2日、今後25年にわたるアジア太平洋地域の戦略環境を見通す報告書を公表した。報告書は、米中間の競争と協力が併存する現状の継続や、競争が激化し2極化が進む「アジア太平洋冷戦」など、五つのシナリオを提示した。
報告書は、カーネギーが国防総省の依頼を受けてまとめた。最もあり得るシナリオと位置付けたのは、米中が決定的な対立に陥らず、競合と協力を続けながら推移する現状維持。ただ、米中はこの場合でも衝突を抑止するため軍事力の強化を図り、「軍事面での競争は強まる可能性が高い」と指摘した。
米中冷戦は、現状継続に次いで起こり得るシナリオ。米中が各国の取り込みを図り、中国は台湾や海洋の領有権をめぐりより攻撃的な行為に出ると予測した。西太平洋の支配を目指し「激しい軍拡競争」が起こる恐れがあるとも述べた。