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【AFP=時事】米司法当局は17日、シリアで活動するイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」への参加を企てたとして、元米空軍兵士の男を起訴したと発表した。男は国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)指導者のウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者に共感し、イスラム教に改宗していたとされる。
【図解】シリアとイラクの過激派に合流する外国人
男は1986年~90年に従軍していたタイロッド・ピュー(Tairod Pugh)被告(47)。1年半前から中東に住み、エジプト人の妻がいる。航空整備士として働いていたが、同職を解雇された数週間後の今年1月、シリアへの渡航を企てたとされる。
昨年5月から今年1月までの9か月間にわたり、外国のテロ組織を支援した罪や、電子データの証拠を改ざんした司法妨害の罪に問われている。有罪となれば最高で禁錮35年の刑が科せられる可能性がある。
検察当局の書類によれば、ピュー被告のノートパソコンからはイスラム過激派関連の動画180本が見つかった。この中にはISの戦闘員らが拘束した人々の頭部を1人ずつ撃って殺害していく動画も含まれていたという。
またパソコンには、シリア入りするための国境検問所の情報や、自分を「聖戦士」と呼び、勝利できなければ殉教すると綴った妻への手紙が含まれていた。【翻訳編集】 AFPBB News