ルーマニアのアウレスク外相が同国を訪れたドイツのシュタインマイヤー外相に、ドイツの国旗をフランスの地図に描いた冊子を手渡し、慌てて謝罪する一幕があった。

　　シュタインマイヤー外相は９日、ブカレストを訪問し、外交関係樹立から１３５年を迎えた両国の友好を確認した。ロイター通信などによると、アウレスク外相は共同記者会見で、シュタインマイヤー外相に両国関係に関する冊子を贈呈。ところが、表紙にはルーマニア国旗が描かれた同国の地図の横に、ドイツ国旗に彩られたフランスの地図が載っていた。

　　ルーマニア外務省は「技術的なミス」と釈明。アウレスク外相は遺憾の意を表明した。シュタインマイヤー外相は気にしない様子を示したという。