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小説「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスの遺体の一部が含まれるとみられる遺骨=17日、調査チーム公開、マドリード(AFP=時事)
【パリ時事】スペインの考古学者らの調査チームは17日、首都マドリードの修道院で、17世紀の世界的な名作小説「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスとみられる遺体の一部を見つけたと発表した。本物であれば死後約400年ぶりの発見となる。AFP通信が伝えた。
遺伝子情報など科学的な裏付けは見つかっていないが、チームの代表者は文献調査などを経て「セルバンテスの遺体だと考えることは十分可能だ」と話している。
セルバンテスは1547年にマドリード近郊で生まれ、17世紀初頭にドン・キホーテを発表した。1616年に68歳で死亡し、この修道院に埋葬されたと伝えられてきた。ただ、修道院内の正確な埋葬場所は不明で、調査チームが約1年前から最新技術を駆使して特定する作業を進めていた。