政治そのほか速
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ノーベル平和賞はノルウェーのノーベル委員会の5人で決定することになっていますが、6年間委員長を務めたトールビョル・ヤーグラン元首相が、3日、降格し、副委員長の昇格が決まりました。委員長の降格は、ノーベル平和賞の114年の歴史の中で初めてです。
ヤーグラン氏はアメリカのオバマ大統領や中国の民主活動家・劉暁波氏など、議論を呼ぶ受賞者選定に影響力を及ぼしていました。劉暁波氏の平和賞受賞以降、中国はノルウェーからのサーモンの輸入を制限するなど、貿易にも大きな影響が出ていました。今年になって現在の与党・保守党が委員会のメンバーの多数派になったことで、今回の降格に地元メディアなどは「中国の顔色をうかがった決定だったのでは」と報道しています。
「私もその報道を見ました。詳しい状況はわかりませんが、言えるのは、ノーベル委員会の判断基準に対する我々の見方、中国とノルウェーの関係に対する我々の見方に変化は無いということです」(中国外務省 華春瑩報道官)
今年のノーベル平和賞候補には、すでに276の個人・団体が推薦されているということです。(05日02:05)