政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
【シャルムエルシェイク(エジプト)時事】サウジアラビア軍主体のアラブ各国部隊は27日、イスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」の勢力拡大を防ぐため、26日に引き続きイエメン各地で空爆作戦を展開した。空爆により、ハディ大統領が拠点とする南部アデンに迫っていたフーシ派は進撃を阻まれているもようだ。
一方、AFP通信によれば、2日間の空爆で少なくとも市民39人が死亡しており、民間人の犠牲拡大が懸念される状況だ。
ロイター通信によると、空爆では首都サヌア周辺にあるサレハ前大統領に忠誠を誓う部隊の基地が標的となり、中部マリブ州でもサレハ氏支持派の軍事施設が攻撃されたとみられる。サレハ氏は2012年の退陣後も一定の勢力を維持し、復権を狙いフーシ派を支援しているとされる。
一方、サウジ軍などは北部サアダ州などのフーシ派拠点への空爆も続行した。フーシ派の指導者アブデルマリク・フーシ氏はテレビ演説を行い、イエメンは「犯罪と不正義、正当化できない侵略」に直面していると訴え、サウジを非難した。