政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
2015年3月10日、紅商網は中国の小売業に従事する中国人が日本を視察した際の体験談を掲載した。
【その他の写真】
日本のサービスからは学ぶことが多い。アジアでサービスが優れているといわれるタイやトルコの情熱的なサービスとは違い、日本のサービスは冷静で合理的だ。日本のサービスを視察すべく、私は2014年末から2015年旧正月にかけて、東京、大阪、京都、奈良、箱根などを訪れた。
中でも、小売業のサービスに注目した。中国でも日本のひざまずく接客方法を取り入れる店があるが、どうにも違和感を覚える。だが、日本ではそんな違和感はなかった。銀座の店でコートを試着した際、店員は自然にひざまずき、コートを整えてくれた。その真剣な態度はまるで芸術品を制作しているかのようだった。消費者である私は日本の店員がひざまずいたことに違和感を覚えなかったばかりか、そのサービスに感動し購買意欲が増したのだ。
雨の日のデパートの対応からは日本の計算されたサービスを目の当たりにした。中国のデパートでは、サービスの一環として雨の日に無料の傘を用意する店がある。その際、店はアナウンスで客に傘を用意していることを伝えるのだが、これでは客が傘を実際に受け取るときの驚きはなく、受け取れなかった客は不満を抱くことすらある。
同じ傘の無料配布でも、私が日本のデパートで見た光景は全く違うものだった。日本のデパートでは、アナウンスで客に知らせるのではなく、店内で流している音楽を暗号として利用し、客に知られることなく従業員に傘の準備を指示する。こうすることで店から出る際に傘を受け取った客は店の心遣いに驚き、不満を抱くことはまずない。客に強い印象を残すことで、店の好印象を勝ち取っている。日本は客の心理まで分析し、サービスに反映させているのだ。(翻訳・編集/内山)