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新華社系のニュースサイト「新華網」は21日、「醤油もラーメンも中国発祥なのに、日本の産品として欧米で知られるようになった」などとする文章を掲載した。現代の工業製品で日本が成功しているのは「取り寄せ主義」と「改良と細かい工夫」であり、中国人は「醤油やラーメンの事例」とあわせて反省する必要があるとした。
文章は、日本製品について「使い勝手が極めてよい」と評価。さらに「飲料品の容器などでは、ごみの分別もしやすくしている」など、細かい工夫が無数に込められていると指摘した。
さらに、日本では「一流の技術を持つ“ブルーカラー労働者”の社会における地位が比較的高いことが、日本の製造業が強くなった原因のひとつ」との見方を示した。
文章は、「日本人は偽商品や粗悪商品に対して厳しい」と指摘し、製品の材料について虚偽の申告をしていた日本の業界大手企業の社長が記者会見で深々と頭を下げる姿の写真を掲載。「ごまかしが深刻な結果をもたらすからこそ、企業は絶えず改善を行う」との見方を示した。
文章は、日本は歴史を通じて「取り寄せ主義」に長じていたとの考えを示した。外部から取り寄せたものを改良し、細かい工夫を多く加えることで、商売の面でもライバルに勝ってきたと指摘。醤油やラーメン、囲碁も中国で生まれたのに日本で改良されてから世界に広まったとして「中国人は反省する必要がある」と主張した。
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◆解説◆
中国では古い時代から食材に塩を加え発酵させた「醤」が用いられていた。穀物や豆など植物性素材には微生物が分解しにくい繊維分が多く、できた「醤」は固体成分を多く含む。
日本の醤油づくりは現在の和歌山県(紀州・湯浅)で始まったとする説が有力だ。中国から伝わった味噌づくりの過程で中からしみだす汁が美味であることを知り、液体成分を分離するようになった。現地に味噌づくりが伝わったのは13世紀で、16世紀には醤油をつくる業者がいた。
日本にそれまで存在した「液体の発酵調味料」は、動物性海産物などで作った「魚醤」だった。「魚醤」は東南アジアや中国南部で広く用いられている。日本では醤油が広まったが、現在でも石川や秋田などに魚醤が伝わっている。
上記説によれば、「日本の醤油」の“ルーツ”は中国の「味噌(醤)」であっても、中国から製法が伝わったとは言えないことになる。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
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