政治そのほか速
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2015年3月13日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレ中国語版は記事「中国本土・香港との対立深まる、観光業界が“負傷”」を掲載した。
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過去数週間、香港では「反水客デモ」が展開されている。水客とは中国本土よりも価格が安い香港で購入し手荷物品として持ち帰る、プロの個人輸入業者を指す。英国植民地時代の旗を振りまわし、「中国に帰れ」とシュプレヒコールを挙げて、時には警官隊と衝突しペッパースプレーまで使用される。このさまが中国にも伝えられ、大きな衝撃を与えている。
デモが観光業界に与えた影響は深刻だ。香港入境旅行接待協会によると、以前は日に400~500ものツアーが中国本土から来ていたのに、今では100前後にまで減少している。プロの業者ではない、一般の観光客が「香港人は野蛮だ」と旅行先を変えるケースも多い。今年1月には香港の小売売上高は前年同期比14.6%減という大幅な落ち込みを記録した。新型肺炎(SARS)騒ぎ以来の落ち込み幅となった。(翻訳・編集/増田聡太郎)