政治そのほか速
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【ロサンゼルス=加藤賢治】昨年8月に白人警官による黒人青年射殺事件が起きた米中西部ミズーリ州ファーガソンで、過剰なデモ対応などが批判されていたトーマス・ジャクソン市警本部長が11日、辞表を提出した。
辞任の発表後、市警本部周辺で警察への抗議デモが発生。12日未明、何者かが銃を発砲し、警官2人が負傷した。
ジャクソン本部長の辞任について、ジェームス・ノウルズ市長は記者会見で「市警本部長が市と市警にとって最適だと判断した」と語った。米司法省は今月4日、市警が人種差別に基づく捜査を日常的に行っていたとする報告書を公表しており、事実上の引責辞職とみられる。辞職は今月19日付で、後任は未定。
セントルイス郡警察は、警官2人は顔や肩を撃たれたが、意識はあると説明した。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」(電子版)によると、市警本部長の辞職発表後、黒人住民ら約150人が市警の解体や市長辞任などを求めて本部周辺に集まり、警官隊が警備にあたっていた。
司法省の報告書は市警や市当局などに抜本的な改善を求めた。公表後、人種差別的な電子メールを書いていた警官2人を含む市関係者5人が退職している。