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(桃園 28日 中央社)中部・雲林県の養殖業者が生産した食用ウナギから発がん性が指摘され、食品への使用が禁止されている合成抗菌剤、マラカイトグリーンが検出された。すでに南部の業者で加工された約3トン全てが回収され、市場への流出はない。
桃園地検によると、問題のウナギは南部の加工業者が今年2月27日、桃園市蘆竹の業者から購入した。総量は約5トンで、300万台湾元(約1170万円)に相当する。ただ、雲林県の養殖協同組合はマラカイトグリーンの使用を否定しており、成分が混入した経緯については現在調査が進められている。また、桃園の業者からも事情を聞いている。
約10年前から桃園の業者と取引関係にあった南部の加工業者は、これまでに類似のケースはなかったとして、関与を否定している。
(卞金峰、葉子綱、郭シセン/編集:齊藤啓介)