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【カイロ時事】チュニジアの首都チュニスで起きた武装集団による観光客襲撃事件で、シド首相は18日、外国人17人の死亡が確認され、このうち「5人は日本人だった」と発表した。日本政府は情報収集を急いでいる。事実なら、中東の観光地で日本人が犠牲となったテロ事件としては、1997年にエジプト南部ルクソールで日本人10人を含む約60人が過激派に殺害された銃撃事件以来。
また、今回の襲撃事件では外国人40〜50人が負傷した。このうち4人が日本人で、1人は重篤という。在チュニジア日本大使館が、死傷者の情報について確認作業に当たっている。
チュニジアは中東・北アフリカ地域の中でも比較的治安が安定しており、外国人を標的としたこれほどの規模のテロ事件が起きるのは異例。古代ローマ時代の遺跡で知られる観光立国だけに、事件は大きな打撃となる。
事件では、多くの観光客が訪れる国立バルドー博物館が狙われ、敷地内にバスが到着したところを襲撃された。治安当局は武装集団について、現場で殺害した2人以外にも3人前後の関係者がいたとみて、情報収集を進めている。カイドセブシ大統領は「テロとの戦いに慈悲はない」と強調し、摘発に全力を挙げる考えを示した。