政治そのほか速
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米アイダホ州でこのほど、補聴器が手離せない男の子が陰湿なイジメに泣かされた。幼くてもきっと理解できる、人としてやって良いことと悪いこと。心の教育の大切さを改めて感じるような事件である。
米アイダホ州ナンパ在住のエイミー・グローバーさん。このほど地元メディア『KTVB.com』とのインタビュ―に応じ、いくつかのアルファベットについてトーンが聞き取れないタイプの聴覚障がいを持つ6歳の息子、コルティン君が味わった大変辛い出来事を悲しそうに告白した。
コルティン君は読書ばかりか幼稚園では運動が大好きな男の子であった。約1年前のその日、家族と暮らす集合住宅の敷地にある小さな遊び場で遊んでいたところ、1人の幼い子がコルティン君の耳から補聴器をむしり取り、近くの池に投げ入れたというのだ。
エイミーさんもコルティン君が持ち帰った補聴器の乾燥を試みたが、水を深くまで吸い込んだせいか機能はどうしても回復しないことがわかり、現在は小学校を通じてレンタルされるものを使用している。そのため放課後には返却しなければならず、週末や夏冬の長期休暇は補聴器なしで過ごしているのだ。
「私は働きながら自分の収入だけで4人の子を育てているシングルマザーです。悲しくて何時間も泣きました。なにしろ息子に新しい補聴器を買ってあげることができないのですから。」
コルティン君はそれまで、非常に精密につくられた5000ドル(約60万円)もする補聴器を使用していた。それもこれも、聴覚が原因で学業の遅れが生じることのないようにという親心からであった。その補聴器をつけていれば人の話をよく聞き取れることから95%の習熟度が期待できたが、現在のままでは50%の習熟度が精一杯だという。「幼い子の世界にもこんな陰湿なイジメがあることが、ただ嘆かわしいです」とエイミーさんは肩を落としている。
※ 画像はkrem.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)