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美容整形手術のため韓国に行く中国人が増える中、韓国での整形の安全性に注目が集まっている。中国西部、重慶市の地元紙・重慶晩報は25日、韓国での豊胸手術に失敗し、このほど重慶で手術をやり直したというロシア人女性モデルのケースを紹介した。
報道によると、このロシア人女性は「自分の唯一の欠点は胸が小さいことで、これが仕事にも影響している」と考え、2013年12月、韓国で豊胸手術を受けた。しかしその1カ月後に胸に異常が表れ、両方の胸の高さに差が出たほか、左の胸が石のように固くなって痛みも感じるようになった。病院で検査を受けたところ、乳房に液体がたまっていると指摘された。
女性はこの液体を取り出す手術を何度か受け、14年、韓国で豊胸のために入れたものを摘出。「もう韓国の医師は信頼できない」として、重慶で2度目の豊胸手術を受けた。
一度損傷を受けた胸を再び大きくすることはリスクがあるとして、重慶の病院はより安全な方法の手術を行ったという。同院の院長は「中国の整形技術が韓国に劣っているということはない。一部の分野では逆に優れているほどだ。韓国では言葉が通じないこともあり、消費者の権利を守ることが難しい」と指摘し、多くの中国人が整形のため韓国に行く風潮にくぎを刺した。
(編集翻訳 恩田有紀)