韓国海軍の中将１人が昨年末、軍のゴルフ場でキャディにセクシュアルハラスメント（性的嫌がらせ）をした疑いで調査を受けていることが分かった。韓国・ニューシスの１９日付の報道として、中国・環球網が同日伝えた。
　報道によると、この中将は昨年、慶尚南道にある軍のゴルフ場でプレーしていた際、担当のキャディに対し、歌を歌ったり踊ったりするよう求めた。これをキャディがゴルフ場の責任者に報告し、責任者が軍に通報した。
　海軍の広報担当者によると、通報を受けたのは今年１月末。中将は当初、歌や踊りを求めたことはないと否定したが、一部の事実を認めているという。
　現職中将のセクハラ問題が数カ月後に発覚したことについて同担当者は、「部隊の責任者がわいせつ性があるか、またセクハラに相当するか、判断を保留していたため、国防部への報告が遅れた。軍が中将をかばおうとしたことはない」と釈明している。
　国防部の報道官はこの問題について、「セクハラに近い」と指摘。国防部の韓民求長官は１８日夜に報告を受け、関係者を厳しく処罰するよう指示した。
　（編集翻訳　恩田有紀）