政治そのほか速
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7日、メキシコ市の空港で警察に連行される麻薬組織「テンプル騎士団」の首領セルバンド・ゴメス容疑者(AFP=時事)
【サンパウロ時事】メキシコの警察当局は27日、中西部ミチョアカン州で誘拐や略奪を繰り返す麻薬組織「テンプル騎士団」の首領セルバンド・ゴメス容疑者(49)を逮捕した。ゴメス容疑者は、メキシコ政府が3000万ペソ(約2億4000万円)の懸賞金を懸け摘発を目指していた「大物」犯罪者だった。
メキシコでは、昨年9月に学生43人が行方不明になる事件が起きるなど治安悪化への懸念が高まっている。対応の不備に批判が集まるペニャニエト大統領にとっては、支持率回復の追い風となりそうだ。
ゴメス容疑者は、支配下に置いた港を利用して麻薬や鉄鉱石を違法に輸出する一方、築き上げた財産の一部を地域の住民に還元していた。小学校教師出身の経歴に加え、政治の腐敗を批判する映像をインターネットにたびたび流すなど、麻薬組織のトップとしては異色の存在だった。