政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
【ワシントン西田進一郎】米司法省は3日、不倫相手の女性に機密情報を漏えいした疑いがもたれていた米中央情報局(CIA)のペトレアス前長官(62)が機密情報を含む文書を権限なく持ち出し、保管した罪を認める司法取引に応じたと発表した。米メディアによると、ペトレアス氏は収監されず、数年の保護観察と数万ドルの罰金にとどまる見通しという。
ペトレアス氏は、イラク、アフガニスタン両戦争で駐留米軍司令官を務めた元陸軍将校。2011年にCIA長官に就任し、将来の大統領候補として名前が挙がることもあった。アフガン駐留米軍司令官時代に同氏の伝記を執筆した既婚の女性ジャーナリストとの不倫が発覚し、12年11月に辞任。女性のパソコンに機密情報が残されていたため、米連邦捜査局(FBI)が捜査していた。
司法取引の合意文書によると、ペトレアス氏は11年8月28日、アフガン駐留軍司令官時代に日程管理やメモに使っていたノート数冊を自宅から女性の滞在先に持ち込み、4日後に持って帰った。ノートには、国家安全保障会議(NSC)での協議やオバマ大統領との会談内容などの機密情報が書かれていた。ジャーナリストが書いた伝記に機密情報は含まれていないという。