政治そのほか速
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外国人と話をしていると、よく「open」という単語を耳にします。
ちなみに、お店が開店しているかどうかではありません。
ここで使われるのは、人のキャラクターのこと。
「あの人はとてもオープンよね」など、褒め言葉として使われます。
人の性質を指す「オープン」とは、具体的にはどんな状態なのでしょう?
オープンな人って、どんな人?
ここで言う「オープン」とはオープンマインドの意味。
日本でもよく使われていますよね。
オープンマインドな人の特徴は、自分の考えに固執せず、他人の思想にも心を開いていることです。
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例えば会ったばかりの人にも、自分の偽らない姿を見せることができたり、自分と違う意見にも耳を傾けて、必要があればその意見を取り入れる寛容さがあります。
というと「自分をさらけ出す」と勘違いしやすいのですが、大切なのはむしろ後者の方。
よく自分の主張をゴリゴリ押してくる人がいますが、自分の意見をあけすけに発するだけでは、真のオープンマインドな人とは言えません。
これでは、自分のドアは後ろ手でぴたりと閉めた後に、他人のドアを開けてズケズケ入ってくるようなイメージです。
オープンマインドな人は、自分のドアをいつも開けている人です。
自分の思考のドアを開けておくことで、自分と他人の行き来がスムーズにできる。
だから自分が出て行くこともできるし、相手が入ってくることもできる。
オラオラ、そこのドア開けんかいっ! と他人のドアをこじ開けるようなことはしません。
とはいえ、オープンマインドが苦手な人は多いと感じます。
対人関係でオープンマインドになりきれない理由は・・・?
こんな場面を想像してみてください。
職場に新しい同僚が入りました。そのときに、みなさんはどう思うでしょう?
「どんな人なのだろう」
「気が合うだろうか」
「この人と、仕事はやりやすいだろうか」
「毎日、ランチに誘われたらどうしよう」
まあ、そんなところではないでしょうか。
ワクワクする気持ちよりも、不安の方がちょっと勝っているイメージです。
誰でも初対面の相手には緊張し、警戒します。
自分の世界を侵食されるかもしれないという怯えから、不安が募るためです。
不安な感情を持つことは、ある意味、大切な自己防御のスキルでもあります。
初対面の人にオープンマインドに接するポイントは、不安がらないことではなくて、偏見を持たないことです。
とはいえ、偏見があるから不安になったり、不安だから偏見を持ってしまったりと、両者の関係は密接に結びついていて、上の表現は矛盾していることは事実です。
しかし不安を持つなと言われても、人は不安を抱えるもの。
私たちは、不安は擁護されるべき感情という潜在意識を持っています。
一方で、偏見や差別といった相手を蔑む行為は、悪い行為だと認識しています。
つまり不安という自分を守る手段を放棄することよりも、偏見を持つという悪い行動を正していくことの方が抵抗を感じにくいのです。
まずは抵抗が低い「偏見を捨てる」ことから始めましょう!
ブレない心の作り方
人間関係づくりはとても複雑。
だから私たちは、面倒なことにはついつい目を閉ざしてしまいます。
でも、目を閉じたままでは、相手のことはわかりません。
わからない相手に、自分を表現するのが怖いのは当然です。
それでも、恐る恐る目を開いてみてください。
今まで見ていたのは、相手ではなくて自分が作り上げた偏見だったことに気づくでしょう。
「袖振り合うも多生の縁」と諺にあるように、無意味な出会いなどきっとないのです。
ときには信じていた人に裏切られて傷つくこともあるけれど、傷つかずにゴールすることが人生の目的ではありませんよね。
心だって傷つきながら免疫力をつけて強くなっていくもの。
傷ついても傷ついても、心のドアを開けて経験を積みましょう。
オープンマインドな人がブレない心を持つのではなくて、揺れることを恐れずにオープンにできる人がブレない心を手に入れることができる。
つまりは「自信」を手に入れるってこと。
はじめから自信がある人なんて、一人もいないのです。