前編に続いて、2014年に結婚した有名人たちの、プロポーズのセリフ・シチュエーションをご紹介したいと思います。
　
　■葛西紀明さん（42歳／スキージャンプ選手）
　2014年の流行語大賞にもノミネートされた「レジェンド」の愛称で親しまれている葛西紀明さん。お相手は29歳の一般人女性。ソチオリンピックで男子個人・ラージヒルで銀メダルを獲得した葛西さんは、その日の国際電話で「お前しかいない。結婚しよう」とプロポーズ。相手の女性は嬉しさで一杯になり号泣したと伝えられています。婚姻届けは葛西さんの帰国後、「ゾロ目がよかった」という2月22日に提出されました。
　
　お相手の女性はソチ五輪の開催期間中、毎日欠かさず北海道神宮にお参りして、葛西さんの無事と勝利を祈願していたそうです。その願いが通じたのか、葛西さんは個人としては初のオリンピックのメダルを手にしました。40才を超えても一線で活躍し続ける「レジェンド」葛西紀明選手と、それを懸命にサポートする女性の、お互いに対する想いと信頼の強さが伝わってきます。「平昌オリンピックには家族同伴で」と語ってらっしゃるようなので、2018年に向けて期待が高まりますね！
　
　
　■安田美沙子さん（32歳／タレント・女優）
　安田美沙子さんと下鳥直之さん（35歳／デザイナー）のカップルは、交際期間約2年、同棲約1年の末にゴールインしました。名古屋ウィメンズマラソンに出場し、走り終えた安田さんの控室を、「手紙を書いてきた」と言って訪れた下鳥さん。そして安田さんが開いた紙は、手紙ではなく婚姻届でした。証人の欄には、下鳥さんが事前にもらっていた安田さんのご両親のサインが。そんなサプライズに続いてティファニーの婚約指輪が贈られて、安田さんは思わず泣いてしまったそうです。本人いわく「ぶさいくな顔して泣いてしまいました」とのこと。そう言ってのける安田美沙子さんを、きっと下鳥さんは溢れる想いを胸にあたたかく見守ったことと思います。
　
　ちなみに入籍日はホワイトデーの3月14日。これは下鳥さんがかねてから考えていたらしく、円周率の「3.14」にかけているのだとか。円周率、つまり永遠に続くという気持ちが込められているそうです。う～ん、さすがデザイナーというべきでしょうか。なんともロマンティックですね。
　
　
　■田中哲司さん（48歳／俳優）& 仲間由紀恵さん（35歳／女優）
　ドラマの共演をきっかけに交際をスタートさせた2人は、6年間の歩みを経てゴールインしました。婚姻届は9月でしたが、田中さんによればプロポーズは1年くらい前にすでにしていたのだとか。プロポーズの言葉については「モゴモゴ言ってる感じ」と語った田中さん。仲間さんの様子については「（指輪を渡したら）すごく嬉しそうにしていた」とのことでした。
　
　田中哲司さんはいぶし銀の演技が光るベテラン俳優。プロポーズは演技のように堂々と、とはいかなかったようですが、逆にそこに田中さんのシャイな素の部分が見えて微笑ましいですね。
　
　
　人となりを感じさせるものや、意外なものなど、色々な印象のプロポーズが集まりました。年末年始にテレビを観るとき、この中の誰かが出ていたら「この人は新婚さんで、あんなプロポーズをしたんだって～」と話してみると、家族団らんの幸せ気分がアップするかもしれません♪
　
　（藤井弘美＋プレスラボ）