政治そのほか速
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よく「男性は体を求めて浮気をし、女性は心を求めて浮気をする」と言います。これは一体どういうことなのでしょう? 調べていくと、女性のほうが根深い心理状態を抱えているように思えます。浮気癖のあるあなたも、彼女の浮気が心配な彼も、これを読んで一度考えてみてください。
■「不足原則」という心理
これは誰の心にもある、「足りないものを補いたい」と思う心理。そしてパートナーがいる場合は、パートナーからもらいたものがもらえず、それを別のところで埋めようとするという法則です。この時点では、男性も女性も、不足原則がありますから、浮気する可能性はどちらも同じ。
・男性の場合
妻や恋人が甘えさせてくれない、癒してくれないとなるとそうしてくれる女性を求めますが、その先には性的な欲求も含まれていることが大半。そしてそこで不満が解消されれば、完結。
・女性の場合
夫や恋人が全然構ってくれない、女性として扱わない、私って何? と感じ始めると、その自尊心を埋めてくれる男性を求めます。そこで体の関係を持った時には、すでに抜けられないほど、心が寄り添っているんですね。男性は一度関係を持つと完結するのに対して、女性はその相手と新しいストーリーを始めたいと思います。間逆なんです。だから男性の浮気は浮気で終わり、女性は本気になると言われるわけです。
■構って欲しい女 ひとりになりたい男
女性は自分が疲れている時、恋人に側にいてほしい、優しくされたいと思います。でも男性は、ひとりになりたいときがある。これってよく聞きますよね。息抜きが欲しい。女性はそれを見て「何かあったのでは?」と心配し、ますます世話を焼こうとしますが、男性はそれがまた煩わしいのです。心が疲れた時、男性と女性では根本的な対処法が違うのでしょう。男性脳と女性脳の違いによるものかもしれません。今度はパートナーがひとりの世界に入ってしまうので、あなたはますます寂しくなるわけです。お互いが最終的に外へ埋め合わせを求めるのは、お互いが招いたことでもあるかもしれません。
■女性がパートナーに求めるもの
不足原則が起きる要因として、様々な理由が挙げられます。私は浮気をするタイプじゃないと思っていても、いつぽっかり穴が空いて、埋めたくなるかわかりません。浮気をしたくなる心境にはこんな特徴が見られます。
・いつもモテてきた、チヤホヤされてきた人
パートナーができたことでチヤホヤされなくなり、モテなくなる。今までなら毎日たくさんの異性から贈り物や、メッセージが届いたのになくなる。これだけで、まるで自分は魅力がなくなった女のように錯覚してしまいます。本当ならその役を、パートナーがしてくれるはずだったのに……。
・ひとりの女として見てもらえないことが悲しいと感じる
最初の頃はパートナーも「かわいいね」「今日の髪型は素敵だ」「新しい洋服を買ったんだね」なんて、言ってくれていました。でも交際が長くなってくると、まるで気楽な相棒扱い。相棒ならまだしも家政婦や、お母さん扱いでは悲しくなってきてしまう。「この先、もう二度と女性として扱われないのか」と思うと、フラストレーションが溜まります。
・飽きっぽい
毎日同じ顔を見ているのに飽きた、刺激も変化もないルーティーンな生活に退屈した、という場合。まさに浮気は格好のドキドキ感を与えてくれるモノ。自ら浮気相手を探しに、街をさまよい歩くかもしれません。ただこの場合は、一過性の刺激を求めている場合もあるので、浮気が浮気で済む可能性もあります。
・ロマンチストで気が弱い(弱くなっている時)
恋人がいるのに別の異性から強引にアプローチされた時、断りきれません。しかも最近、忘れていた感覚。ダメだと思いながらスリルのあるほうへと導かれてしまうことに、期待と不安が入り混じります。でも、そこに酔ってしまう……。「この人なら守ってくれる」と安心できたり、恋愛にドラマティックな展開を求めている人ほど、浮気は麻薬のように感じてしまうのです。
女性の心を常に満たしておくためには、愛の言葉を囁き、話には共感し、世話をたくさん焼かせる。男性にはこれがかなり大変な作業でしょう。女性にもひとりで息抜きできる性格が備わっていたら良かったのですが、どうやらそうではないようです。結局、浮気をされたくないと思う側が、パートナーの心の隙間を埋めることしか食い止める方法はありません。穴が空いたら、何かで埋めたくなるのが原則心理なのですから。
(鈴木ナナ)
参考文献
「面白いほどよくわかる!「女」がわかる心理学」