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明治安田生活福祉研究所は12月24日、全国の20歳~69歳の男女6,195人を対象にした「介護の不安に関する調査」の結果を発表した。調査は3月18日~20日、インターネットで実施された。
介護未経験者の半数が、将来「自分の母親」の介護を想定「自分が将来介護することを想定している人(介護未経験者/複数回答)」
介護経験のない人に、将来自分が誰を介護することになると思うかを訊ねたところ(複数回答)、約半数(50.1%)が「自分の母親」と回答した。次いで「配偶者」(41.3%)、「自分の父親」(37.8%)と続く。
「自分の母親」が「自分の父親」を10ポイント以上上回っているのは、平均寿命の男女差をふまえ、「"父親が要介護になった際は母親が介護し、母親がひとりになって介護が必要になったら自分が介護する"というようなことを想定している人が多いからであると考えられます」と同調査。
女性が将来介護すると考える人数は平均「2人」自分が今後介護すると考える平均人数は、男性の「1.4人」に対し、女性は「2.0人」だった。女性が介護相手として一番多く挙げているのは「夫」(53.2%)。「自分の母親」(52.7%)、「自分の父親」(40.3%)と続く。
男女の違いが際立つのは、まず、女性は半数以上(53.2%)が「夫」を介護すると考えているのに対し、「妻」の介護を想定している男性は約3割(30.2%)にすぎないこと。義理の父(舅)・義理の母(姑)の介護に関しては、「舅」は男性の8.7%に対して女性は18.9%、「姑」は男性の12.8%に対して女性は26.4%が介護することを想定しており、それぞれ女性が男性の2倍以上となった。
また、介護を想定する相手が「誰もいない」と回答した割合は、女性は17.6%なのに対し、男性は30.9%を占めている。同調査では、「女性のほうが介護を自分のこととして考えている人が多いことがうかがえます」と分析している。
女性の1割近くが、自分が最も深く介護に関わると思うのは「義理の親」「自分が最も深く介護に関与すると想定している人(介護未経験者)」
自分が将来最も深く介護に関わると思う相手をひとり選んでもらったところ、「配偶者」が約3割(30.9%)、次いで「自分の母親」(27.0%)、「自分の父親」(10.8%)の順だった。女性の回答では、「夫」が38.9%、「自分の両親」が33.6%(「母親」26.3%、「父親」7.3%)だが、「姑」(6.0%)と「舅」(2.0%)を合わせると8.0%となっており、自分が最も深く介護に関わる相手を「義理の親」と予想している女性が約1割いる。
介護を経験した男性は、「妻」に介護されるだろうという気持ちが増加家族・親族のうち将来自分を介護してくれると思う人(複数回答)のトップは、男女とも「配偶者」だった。ただし、女性は、「配偶者」が介護未経験者・経験者いずれでも40%台だったのに対し、男性は、介護未経験者では49.3%、介護経験者では65.6%で、介護経験により大きく増加している。
女性の2位は「娘」だった。一方、男性も「娘」を想定する割合は比較的高く、特に介護経験者では2位で、4人に1人(25.3%)が挙げている。
「将来自分を介護してくれる家族・親族を想定できない」人も「家族・親族のうち自分の介護に関わると想定する人(複数回答)」
この質問は家族・親族のいる人(独身だが将来結婚すると思う人を含む)に聞いたものだが、自分を介護してくれる家族・親族を想定できない人(「わからない」と「誰もいない」)が、介護未経験者の約4割(男性43.4%、女性39.6%)、介護経験者でも3割前後(男性25.2%、女性31.4%)を占めた。
女性の約2割が、将来自分を主に介護してくれると思うのは「娘」「家族・親族のうち自分の介護に最も関わると想定する人(介護経験の有無・男女別)」
将来、自分に対する介護に最も関わると思う人を1人挙げてもらうと、男性の場合、「わからない」と「誰もいない」を除くと、回答は「妻」が大半とななった。一方、女性も「夫」が1位(介護未経験者34.9%、経験者33.9%)だが、介護未経験者の16.7%、介護経験者では22.8%が「娘」を挙げており、自分が将来介護が必要になった場合に「娘」への期待が大きいことがわかる。
そのほかの調査結果は、同研究所サイト内で確認できる。