政治そのほか速
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【相談者:20代女性】
30代目前になり、お見合いパーティーや合コンに顔を出すようになりました。正直焦っています。結婚願望なんてなかったけど、周りが急に結婚しはじめると妙なプライドが芽を出すんですね。そのプライドがどんどん高くなったのか、 最初は相手に特別な条件はなかったのに、今では何かと条件で線引きしてしまい、せっかく交際を申し込んでくれる人が現れても、いい返事をすることができなくなってしまいました。
自分の性格がひねくれているから結婚できないんだと反省する一方で、まだ出会いはあるんだと思っていたり。わがままな自分をなんとかして、結婚したいです……。
●A. 女性からアプローチしやすい、立食式パーティーに行こう。
繊細なお年頃、切実なお悩みですね。こんにちは、もやっとはすっきりとさせたいライターのたまさきりこと申します。
結婚を前提とした出会いの場で、慎重になってしまうのは当然です。しかし、相談者様のお悩みにある通り、条件だけで異性を選定してしまうのは危険です。離婚原因の第1位は、「性格の不一致」と言われていますからね、条件が良くても性格面も重視しないと、とんでもないことになるでしょう。
出会いはまだある、自分がわがままなんだと相談内容に書かれていらっしゃいますので、ちょっと辛口に言いますよ。わがままです。結婚はプライドのためにするものじゃありませんよ!
純粋に誰かの妻になりたい、誰かを愛したいと思うのならば、ベストパートナーとの出会いを求めに行きましょう。
●自分から好きになれるシチュエーションをつくろう
本来、女性は身を守るために、男性よりもパートナー選びが慎重なのだそうです。そうした性質もあって、選ぶ権利があれば一層選り好みが強くなります。
しかし、条件項目を増やせば理想のラインを超える対象者は減り、せっかくの出会いの機会もつぶしてしまいます。結婚前提の出会いを探しにお見合いパーティーや合コンに参加するのですから、その時間を有意義に使わなければもったいないです。
そこで、理想が高くなってしまった相談者様にはいつもと違った行動をしてみてもらいたいなと思います。『ノースウエスタン大学』の心理学者が行ったお見合い実験を参考に、いくつかご提案しますね。
●(1)参加するパーティーの形式を見直す
声を掛けてもらえる環境にいると、女性の選り好みは強くなるそうです。男性から女性にアプローチする形式のパーティーだと、時間内にたくさんの男性が巡ってきます。そうすると、ああでもない、こうでもないと、選択肢が多いだけ厳しい条件を提示してしまうのではないでしょうか。
ですので、立食式のパーティーや、フリータイム中心のパーティーに参加することをお勧めします。
●(2)自分から声をかける
アプローチされることには慣れていても、アプローチすることには不慣れでしょうか。でも、自分から話しかけるという行動は心理的にもよい働きかけをするのです。
先ほどのお見合い実験は、女性が座っている男性にアプローチする形式でお見合いをしたときの心境変化を追ったものなのですが、女性からアプローチする場合、声をかけた時点で直感的に絞り込みをしているため、受け身のときのような強い選定欲はなくなったそうです。
また、自らの意志で話しかけることにより、話しかけられるときよりも親近感が深まるのです。
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いかがでしょうか。いつもと違う行動をとるのは勇気が必要です。けれども、考えを変えるにはいつもと違った経験をして、いつもと違った気持ちを感じるのが近道だと思います。
結婚相手を探すんだという意気込みよりも先に、自分から歩み寄る気持ちで出かけてみましょう。
【参考文献】
・『別冊日経サイエンス No.173/お見合いパーティーの心理学 レイ・ハーバード・著』日経サイエンス編集部・編
●ライター/たまさきりこ(恋愛白黒ジャッジ専門家)