政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
自民党の野田聖子前総務会長が今年9月の党総裁選を意識した動きを見せ始めている。
野田氏は党大会が開かれた8日、総裁選出馬について「危機的な状況にある日本を支えようとする人であれば誰でも思う」と言及。翌9日のテレビ番組では安倍内閣の女性政策への取り組みに不満を述べた上で、「女性政策が成就しないとこの国はもたない。(成就しなければ)その時は頑張る」と語った。
11日に浜田靖一元防衛相ら国会議員6、7人と党本部で昼食を共にした野田氏は、内閣への批判的な発言について「誰も言わないから私が言っているだけ」と述べたという。昼食会は、近い議員10人前後で毎週開いている定例の会合だ。
当選8回の野田氏は、党所属女性議員のリーダー的存在だ。議員のうち一定割合を女性にすることを義務付ける「クオータ(割り当て)制」導入に向けた議員連盟幹部も務める。「女性活躍」を掲げる安倍首相への対抗意識もうかがわせる。野田氏が総務会長時代、集団的自衛権行使を限定容認する憲法解釈見直しに疑問を呈したことから、首相とは溝があるとされる。
野田氏の後ろ盾とみられるのが古賀誠元幹事長だ。古賀氏は1月、野田氏が首相の有力な対抗馬になり得るとの考えを示した。ただ、古賀氏が名誉会長を務める岸田派は「ポスト安倍は岸田外相」との認識でまとまっており、同派幹部は「野田氏を推すのは一人もいない」とそっけない。党内では「総裁選出馬に必要な20人の推薦人を集めるのは容易ではない」(党中堅)との見方もある。