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[東京 22日 ロイター] – 「ゴルディロックス相場」が加速している。日経平均.N225は終値で15年ぶりに2万円台を回復。弱過ぎもしないが強過ぎもしない鈍重な景気が、金融緩和環境の維持を可能にさせ、株式などリスク資産市場に緩和マネーを流れ込みやすくしている。
過熱感は強まっているが、上昇する相場に持たざるリスクを感じた海外勢が買いを入れているという。
<「日銀プレー」も健在>
国内でも3月期決算発表シーズンが始まった。だが、出だしは芳しいものではない。安川電機(6506.T: 株価, ニュース, レポート)は2016年3月期の最終減益予想、東京製鉄(5423.T: 株価, ニュース, レポート)は営業減益見通しが嫌気され株価は下落している。
安川電機は売上高や営業利益は増収増益見通しであるし、当初の業績見通しは「保守的」で市場の期待よりも低くなるとみられているため、失望されたというほどではない。しかし、少なくとも企業業績への期待感を高めるような内容ではなかったはずだ。
さらに前日の米株は下落。ドル/円JPY=EBSも120円に届いていない。にもかかわらず、日本株は絶好調。日経平均は大幅続伸となり、15年ぶりに終値で2万円大台を回復。TOPIX.TOPXも7年半ぶりの高値を連日で更新している。
株価のけん引役は銀行株や証券株などの金融株だ。日銀が30日に開く金融政策決定会合で、2015年度の物価見通しを従来の1%からゼロ%台後半に下方修正する見通しと複数メディアが報道。追加緩和の可能性をにらんで日銀会合のタイミングに合わせ金融株を売買する、いわゆる「日銀プレー」が強まっている。
今週、アジアで投資家を訪問している外資系証券エコノミストは「海外勢は日銀(追加緩和)のことしか興味がないようだ」と話す。実際、銀行株には50億円を超える大口クロス取引が観測されており、多くは海外勢の買いとみられている。「海外勢が上昇し続ける日本株に持たざるリスクを感じ、時価総額の大きい銀行株などに買いを入れているようだ」(大手証券トレーダー)という。 続く…
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