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3月4日、首都圏地盤にマンション・戸建て中古再生事業を展開するイーグランド <3294> は2015年3月期通期業績予想の修正を発表した。売上高は158.8億円から152.0億円(4.3%減)、営業利益は12.3億円から8.7億円(29.3%減)、経常利益は10.1億円から6.7億円(34.5%減)、当期純利益は6.2億円から4.7億円(24.4%減)に引き下げる。
同社の主たる事業である中古住宅再生事業では、物件仕入の競合増加に伴い仕入価格が上昇、消費マインドの低迷によってそれらを販売価格に転嫁することが難しい状況が続いている。
同社では、郊外物件とりわけ中古戸建物件が、近隣の新築戸建の値下げ販売の影響等により販売価格の見直しを余儀なくされたほか、主に地方物件において長期保有物件が増加したため、大幅な価格調整を実施して在庫の入替を図ったことから売上総利益率が低下した。住宅市場の繁忙期である3月にも、引き続き在庫の入替を進めていることから売上総利益率は回復に至らず、利益が当初予想を下回ることが見込まれるため、前回公表予想の修正を行う。
同社では、関西支店の設立による事業エリア拡大と任売仕入の強化によって仕入機会の増加を図っており、2015年第3四半期累計期間における仕入件数は、前年同四半期累計期間の554件から639件(前年同期比15.3%増) となっていた。
なお、2015年3月期の配当予想については修正をしていない。
(ZUU online)