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【ダイハツ ムーヴ vs ホンダ N ONE ~下克上の軽自動車を徹底比較~】
脱・ヒエラルキーから下克上へ。
この数年間に登場した軽自動車は、もはや「コンパクトカーの下」という位置付けを脱して横並びの存在になった。さらに直近の新型軽自動車を見ると、コンパクトカーを上まわる存在になったと思わせる。
上まわる、下まわるといった表現はすでに古いが、旧来の感覚でいえば、質感や装備の面で軽自動車がコンパクトカーを凌駕している。
このような軽自動車の代表が、2012年11月1日に発表されたN ONEと、12月20日にマイナーチェンジを受けたムーヴだろう。
N ONEは1967年に登場した「N360」をモチーフにデザインされ、上質な内外装と快適な運転感覚が特徴。対するムーヴは、従来の高い質感と優れた居住性を維持しながら、JC08モード燃費を29km/Lまで高めた。
両車に共通する特徴としては、軽自動車が苦手としてきた安全性能の高さがある。
N ONEは全車に横滑り防止装置を標準装着。売れ筋のLパッケージにはカーテンエアバッグも備わり、オプションでサイドエアバッグも付けられる。
ムーヴは衝突回避支援システム「スマートアシスト」をノーマルエンジン車に新設定。この仕様には横滑り防止装置もセットされる。
安心して使えて、なおかつ燃費性能も優れ、内外装は上質。コンパクトカーにはいまだに横滑り防止装置を装着できないグレードも多いから、N ONEとムーヴはまさに「下克上の軽自動車」。この2車種を比較してみたい。
【ダイハツ ムーヴ vs ホンダ N ONE ~ボディサイズ対決~】
まずはボディサイズだが、軽自動車だから全長は3395mm、全幅は1475mmで共通。両車とも規格枠ギリギリの寸法だ。全高もN ONEが1610mm、ムーヴが1620mmでほぼ同じになる。
N ONEは「N360」がモチーフになることを考えると全高を1530mm前後に抑えたかったが、ベースはN BOX。エンジンルームを短く抑えるためにエンジンと補機類の配置が縦長になり、ボンネットを低く抑えられない。燃料タンクをフロントシートの下に搭載するために床も高めだから、全高が1600mmを超えた。
ムーヴについては、マイナーチェンジ前は全高を1635mmとしていたが、走行安定性の向上を目的としたサスペンションの設計変更、空気抵抗の低減をねらって全高が15mm低い1620mmになった。…