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2014年12月19日、ホンダ・フィットハイブリッドがマイナーチェンジを実施しました。
「あんしんパッケージ」と名付けられたプリクラッシュセーフティシステムや高機能エアバッグの標準装備グレードの設定、遮熱・UVカットウインドウの標準装備化といった快適面での変更が主な内容として発表されています。また、ボディカラーも3つの新色が設定されました。
しかし、変更点はそれだけではなかったのです。
今回、マイナーチェンジ後のフィットハイブリッドに乗る機会を得て、その真の進化を感じることができました。
デビュー以来、幾度ものリコールを出してしまったフィットのi-DCDハイブリッドシステム。その制御系の進化が、じつは2014年12月のマイナーチェンジでは重要なポイントだったのです。
リコール対策のプログラム変更だけでなく、変速制御などドライバビリティの熟成も進んでいます。
アクセルを急に踏み込んだときなどスポーツモード的に使うときの変速ショックやメカニカルノイズはありますが、いわゆる市街地をおとなしく走っている際のスムースさにおいては大きく進化していることが体感できました。初期モデルで指摘された微妙なギクシャク感はほぼ払拭されたといえましょう。
駆動モーター内蔵デュアルクラッチトランスミッションでも、ここまでスムースに変速できると知れば、とくに初期型オーナーであれば、デビュー時にこれだけの完成度に達していて欲しかったと言いたくなるかもしれません。
そうした指摘はともかく、4ドアセダンのグレイス、Cセグメントミニバンのジェイドと採用が広がっているホンダの「スポーツハイブリッドi-DCD」は、確実に完成度を高めているのです。
●フィットハイブリッド Fパッケージ(2WD)主要スペック
車両型式:DAA-GP5
全長:3955mm
全幅:1695mm
全高:1525mm
ホイールベース:2530mm
車両重量:1130kg
乗車定員:5名
エンジン型式:LEB
エンジン形式:直列4気筒DOHCアトキンソンサイクル
総排気量:1496cc
最高出力:81kW(110PS)/6000rpm
最大トルク:134Nm(13.7kg-m)/5000rpm
モーター型式:H1
モーター形式:交流同期電動機
最高出力:22kW(29.5PS)/1313-2000rpm
最大トルク:160Nm(16.3kg-m)/0-1313rpm
動力用電池:リチウムイオン電池
燃料消費率:33.6km/L(JC08モード)
タイヤサイズ:185/60R15
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ホンダ「フィットハイブリッド」が安全装備等を充実、新色追加
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ホンダ「グレイス」画像ギャラリー ─ 実質フィットを超えた燃費性能
http://clicccar.com/2014/12/01/280585/
(山本晋也)
画像付き元記事はこちら:ホンダ・フィットハイブリッドがスムーズな加速性能を手に入れた(http://clicccar.com/2015/03/17/298197/)