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[東京 24日 ロイター] – マツダの2016年3月期の営業利益は新車効果で3年連続過去最高を更新する見通しだが、ユーロ安などの為替変動が逆風となり、小幅な増益にとどまりそうだ。三菱自動車はユーロ安に加え、ロシア・ルーブル安などによる影響で、今期は営業減益を見込む。中期的に両社とも量をむやみに追わず、需要が高く利幅の大きいスポーツ型多目的車(SUV)を中心に強化して利益を重視する方針だ。
<為替のマイナス影響膨らむ>
マツダが24日発表した今期の連結営業利益は前期比3.5%増の2100億円と3期連続で過去最高益を見込む。新型車投入や利益率の高い車種の販売拡大が寄与する。
営業利益予想に対し、コスト削減で155億円、販売拡大などで400億円の押し上げ要因になる。一方で、為替による影響が340億円押し下げる。対ドルで121億円プラス要因になるものの、対ユーロで159億円、対ルーブルや対バーツ、対豪ドルなどで302億円マイナス要因となる。
マツダの想定為替レートは1ドル=120円(前期は110円)、1ユーロ=130円(同139円)。マツダの1円変動した場合の為替感応度は、ドルで13億円(同23億円)、ユーロで18億円(同15億円)となっている。
三菱自が同日発表した今期の連結営業利益予想は前期比8%減の1250億円。前期は123億円の押し上げ要因となった為替の影響が、今期は一転して410億円の押し下げ要因となる。ユーロ安のほか、バーツ高、ルーブル安などが響く。
三菱自の想定為替レートは1ドル=117円(前期は109円)、1ユーロ=127円(同139円)。三菱自の1円変動した場合の為替感応度はドルで20億円、ユーロで13億円と前期と変わらずだが、バーツで50億円(同45億円)、ルーブルで17億円となっている。
マツダの営業利益予想は、トムソン・ロイターの調査がまとめたアナリスト24人の営業利益の予測平均値(2344億円)を下回る。三菱自の営業利益予想も、アナリスト14人の予測平均値(1384億円)を下回っている。 続く…
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