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中国全人代が5日開幕、経済減速下で痛み伴う改革進むかが焦点に

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中国全人代が5日開幕、経済減速下で痛み伴う改革進むかが焦点に

中国全人代が5日開幕、経済減速下で痛み伴う改革進むかが焦点に 

 [北京 2日 ロイター] – 5日開幕する中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、国内経済の減速が主要テーマとなる見通しだ。今年の国内総生産(GDP)伸び率目標は25年ぶりの低水準となる7%前後に設定されるとみられる中、デフレ懸念に対処しつつ、痛みを伴う改革に道筋を付けられるかが焦点となる。

 政府系シンクタンク、中国国際経済交流センター(CCIEE、北京)のシニアエコノミスト、王軍氏は「焦点は国有企業改革、価格改革、財政改革となる」と指摘。「経済成長率目標は間違いなく引き下げられるだろう。7%目標は適切だ」と述べた。

 目標の引き下げにより、国有企業や法制、財政制度の改革を進めやすくなることが期待されている。輸出・投資主導型経済から、持続可能な内需主導型経済への転換が課題となっているためだ。

 

 一方で、1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.8%上昇と5年ぶりの低水準となり、デフレ懸念が強まっている。

 中国人民銀行(中央銀行)はこのほど、昨年11月に続き利下げを実施。ただ、企業の債務負担が軽くなり、デフレ懸念払しょくにつながるかもしれないが、利下げ自体が改革を後押しするわけではない。

 実際、利下げで最も恩恵を受けるのは、資産に対する債務比率が72%(2013年次報告書)となっている中国国際航空(エア・チャイナ)(601111.SS: 株価, 企業情報, レポート)などの大型国有企業だろう。

 こうした利下げの恩恵も一時的にすぎず、エア・チャイナをはじめとする国有企業は硬直化した雇用制度、為替ヘッジスキルの欠如といった課題に依然として直面している。 続く…

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