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[東京 6日 ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均は続伸。今月2日に付けた直近高値を更新し、取引時間中としては2000年4月24日以来、約15年ぶりの高値を付けた。好需給を支えとした先高期待感から買いが先行。公的年金による買い観測も広がり、前日比で一時200円超の上昇となる場面もあった。もっとも心理的節目となる1万9000円手前では利益確定売りに押された。
前日の米国株高や円安の進行を好感し、東京市場では朝方から主力輸出株などが堅調に推移。米雇用統計の発表が今晩予定されており、様子見ムードが広がるとの見方が優勢だったが、先物主導で買われ日経平均は1万8965円86銭まで上昇した。「公的年金とみられる500億円規模の買いが観測されている。これまでと異なり上値を買ってきたことで相場へのインパクトが膨らんだ」(国内証券トレーダー) という。
業種別では精密機器が上昇率でトップ。医薬品が連日の上昇となった。TOPIXも続伸したが、上昇率は前日比0.75%で1.00%の日経平均をやや下回った。
岡三アセットマネジメントの鈴木守・上席ストラテジストは「世界的な金融緩和の流れに加え、公的年金などが買いを支える安心感がある。ただ一旦1万9000円に乗せれば、目標達成感から下げる可能性がある」とみている。
個別銘柄では ユニーグループ・ホールディングス(8270.T: 株価, ニュース, レポート)が大幅高。同社とファミリーマート(8028.T: 株価, ニュース, レポート)が経営統合を含めた協議をしていることが明らかとなり、材料視された。ファミリーマートは統合が収益面での足かせになるとの懸念が広がり反落した。
東証1部の騰落数は、値上がり1129銘柄に対し、値下がりが564銘柄、変わらずが167銘柄だった。
日経平均.N225
前場終値18939.83+187.99 続く…
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