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[ベルリン 30日 ロイター] – ドイツ連邦統計庁が30日発表した3月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準で前年比0.1%上昇と、今年初めてのプラスとなった。市場予想と一致した。ユーロ圏全体の物価を押し上げる可能性がある。
2月は0.1%の低下だった。
サービス費が値上がりする一方で、食品やエネルギー価格の下落幅が縮小した。ドイツ国内基準でみた3月のCPIは前年比0.3%の上昇となった。
同日発表されたスペインの3月のCPIはEU基準で0.7%低下となり、2月の1.2%低下から下落幅が縮小した。
ベレンバーグ銀行のシニアエコノミスト、クリスチャン・シュルツ氏は「両国の数字をみる限り、3月はユーロ圏の物価上昇率はマイナス圏から抜け出す可能性がある」と述べた。
ロイター調査では、3月のユーロ圏CPIは前年比0.1%低下と、前月の0.3%低下から下落幅が縮小すると予想されている。ただ、物価が上昇傾向に転じたとしても欧州中央銀行(ECB)が目標とする中期的なインフレ率の2%は大幅に下回る。
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