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[レーク・フォレスト(米イリノイ州) 4日 ロイター] – 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は4日、政策金利の先行きを示すフォワードガイダンスの「忍耐強くいられる(patient)」との文言について、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)声明から削除することに必ずしも反対しないと述べた。
同総裁は講演後に記者団に対し、FRBが十分な条件を示せば、声明の文言の一言一句は特に重要ではないと述べた。
イエレンFRB議長は、「忍耐強く」との文言を削除することにより6月の利上げ実施に道が開かれるものの、FRBに利上げが義務付けられるわけではないとの認識を示している。
エバンズ総裁は、連邦準備理事会(FRB)は利上げ開始は2016年まで待つ必要があるとの立場を示している。
同総裁はまた、米経済成長に伴い国内でインフレ率が上昇する可能性があると指摘。ただ世界的にインフレ率が低迷していることの理由は明確にはわからず、米インフレ率の下押し要因になっている可能性があるとの見方を示した。
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