［ワシントン　９日　ロイター］ – 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は９日、米景気回復は今後も続く見通しで、「間もなく」利上げが必要になるとの見方を示した。

　同総裁は講演で「今後発表される経済指標も引き続き私の見通しを裏付ける内容となれば、今年の上半期の利上げが妥当だ」と述べ「経済は米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の目標である完全雇用と、２％のインフレ率の達成に向け大きく前進している」との見方を示した。

　５．５％という現在の失業率は、労働市場が完全雇用に近づいていることを示していると指摘。インフレ率は低水準のままだが、年末までには物価が上昇すると確信していると述べた。

　同総裁は現在、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で投票権を持たない。

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