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[ワシントン 30日 ロイター] – 米商務省が30日発表した2月の個人所得・消費支出統計は、消費支出が前月比0.1%増と、市場予想の0.2%増を下回った。自動車など大きな支出が手控えられる一方、厳冬の影響で光熱費は増えた。貯蓄率は2年超ぶりの高い水準となった。1月の数字は0.2%減で修正はなかった。
インフレ調整後の消費支出は0.1%減と、前月の0.2%増からマイナスへ転じた。消費支出は昨年第4・四半期に8年超ぶりの大幅な伸びとなって以来、鈍化傾向にある。
個人所得は前月比0.4%増え、前月の伸び率を維持した。
貯蓄は5.8%増の7686億ドルで、貯蓄率、貯蓄額ともに2012年12月以来の高水準となった。1月は7287億ドルだった。
厳しい冬の気候やドル高、西海岸の主要港湾で続いていた労働争議、ヨーロッパやアジアの需要が弱含んでいることなどで、第1・四半期の米国の経済成長の勢いをそいでいるが、こうした減速傾向は一時的なものと考えられている。
消費者はガソリン安で可処分所得が増えた分を貯蓄やローンの支払いへまわしたとみられるが、家計は改善しており、労働市場も引き締まってきていることから、エコノミストたちは今年の消費支出は増えるとみている。
物価は小幅に上昇し、最近のディスインフレ傾向が終わったことを示唆した。個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.2%の上昇。1月は0.4%の低下だった。前年同月比は0.3%の上昇だった。連邦準備制度理事会(FRB)が物価安定の目安とする2%は依然大幅に下回っている。
食品やエネルギーを除くコアPCE物価指数は前月比0.1%増と、前月と変わらなかった。前年同月比は1.4%の上昇だった。
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