政治そのほか速
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*08:26JST 前場に注目すべき3つのポイント~鉄道、保育関連などにテーマ物色が向かうか
2日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:GPIFの買い余力が意識されるか
■外資系証券の注文動向:差し引き870万株の買い越し
■前場の注目材料:インド高速鉄道プロジェクト、新幹線方式の採用有力
■GPIFの買い余力が意識されるか
☆日経225想定レンジ:上限18900円-下限18750円
2日の東京市場は過熱警戒感が根強いなか、さすがに調整歓迎ムードが高まりそうである。ただし、これまで楽観的なムードのなかではない上昇のため、ポジションが大きく買いに傾いているとは考えづらいところである。そのため、過熱を冷ますための調整一服を欲しているといったところ。
名実ともに3月相場入りとなる。決算期末に向けた需給調整のほか、期末株価を意識した思惑的な動きも出やすくなる。貸し株返却といった流れも意識されやすく、需給妙味の大きい銘柄等への買い戻しとみられる動きも活発化しやすいだろう。
また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2月27日公表した2014年12月末時点の国内株式の運用比率は19.80%と、9月末の17.79%から2ポイント上昇。およそ3ヶ月で1兆7000億円の買い入れを行っており、市場への安心感につながりそうである。ただし、買い余力への思惑が高まるなか、やや楽観的なムードにもつながる可能性があり、オーバーシュート後の反動には警戒が必要か。
そのほか、米国で重要な経済指標の発表が控えており、内容次第では米連邦準備理事会(FRB)の利上げ開始時期への思惑が交錯しやすい。週末の雇用統計を前に利益確定の流れが強まる可能性がありそうだが、模様眺めムードが高まりやすい中で、押し目を狙うことが出来るかが、3月期末に向けた相場のカギを握りそうである。
■外資系証券の注文動向:差し引き870万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1590万株、買い2460万株、差し引き870万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
2月23日(月):220万株の買い越し
2月24日(火):440万株の買い越し
2月25日(水):550万株の買い越し
2月26日(木):80万株の買い越し
2月27日(金):600万株の買い越し
■前場の注目材料
・GPIF、12月末時点の国内株式比率19.8%に上昇(目安25%)
・インド高速鉄道プロジェクト、新幹線方式の採用有力
・保育・医療分野、特区で追加規制緩和へ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 10-12月期法人企業統計・設備投資(前年比予想:+4.1%、7-9月期:+5.5%)
<海外>
08:30 豪・2月TDセキュリティーズインフレ指標(1月:前年比+1.5%)
10:45 中国・2月HSBC製造業PMI改定値(予想:50.1、速報値:50.1)
《KO》