*14:37JST ハウスコム—2月の賃貸住宅仲介件数は10.0％増
　ハウスコム<3275>は6日、2月の賃貸住宅仲介件数を発表。仲介件数は前年同月比10.0%増の7,378件だった。また14年4月-15年2月期の累計では、前年同期比5.4%増の55,880件となった。賃貸仲介需要の繁忙期は1月から3月とされている中、1月から2月の2ヶ月間では前年同期比7.5%増と平常期を上回って推移している。
　
　同社は、2014年4月以降、積極出店策をとり11店舗を新規にオープンし、現在は143店舗を運営している。また、不動産情報ポータルサイトへの掲載件数拡大などの販促施策の効果に加え、前年は顧客の来店が集中する週末に大雪が降ったことの反動の影響もあり、仲介件数が高い伸び率を示した。
　
　なお、15年3月期第3四半期（14年4-12月期）の決算では売上高が前年同期比7.1%増の58.20億円となり、営業利益、経常利益、当期純利益がいずれも黒字転換。15年3月期の業績予想では、営業収益が前期比4.8％増の86.37億円、営業利益が同38.9％増の4.65億円、経常利益が同7.8％増の7.93億円、純利益が同6.2％増の4.27億円となっている。
　
　ハウスコムは、賃貸住宅の仲介件数で業界4位。首都圏及び中部圏、関西圏、九州圏に143店舗の直営店舗を持つ。集客力（物件掲載件数の拡大、情報の質向上）・商品力(取り扱い物件の多様化・拡大)・営業力（研修等、顧客満足度向上の為の施策）の三要素をバランスよく強化させることで、事業の拡大を図っている。
　
　
　《AK》