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[注目トピックス 日本株]ボルテージ Research Memo(7):サスペンスアプリはコンセプトの見直しでKPIの向上に期待

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[注目トピックス 日本株]ボルテージ Research Memo(7):サスペンスアプリはコンセプトの見直しでKPIの向上に期待

 [注目トピックス 日本株]ボルテージ Research Memo(7):サスペンスアプリはコンセプトの見直しでKPIの向上に期待

 *16:51JST ボルテージ Research Memo(7):サスペンスアプリはコンセプトの見直しでKPIの向上に期待
 
 ■サスペンスアプリの再生シナリオ
 
 (2)再生に向けた取り組み
 
 この点についてボルテージ<3639>は、3作目以降ではサスペンスアプリのコンセプトから見直しを行い、収集・育成要素を含んだものへと変更していくことを明らかにしている。アイテムの収集やキャラクターを育成していく過程においては、課金のメカニズムを働かせやすく、またユーザーのグリップも強まって長期継続率の上昇が期待できるからである。
 
 一方、費用面では、サスペンスアプリの既存2タイトルについての広告を現在停止している。KPIが改善してくれば再度広告を打つ可能性もあるが、新作が次々に出てくる業界特性を考えると、そうした事態はあまり期待しにくい。ポイントは次の新作となる3作目のリリースの際にどういった規模でどのような広告を打つかであるが、当然ながら現状では具体策は何も決まっていない。1つだけ決まっていることは広告投下費用の回収基準が、従来に比べて厳格化されるということだ。
 
 弊社ではこうした同社の作戦変更は有効であると考えている。当初の2作はビジネスとしては失敗であったが、一方で、サスペンスアプリには一定の、すなわち同社が当初期待していたのと同じ程度の潜在需要があることが確認できたことは大きな意味があると考えている。書籍や映画・テレビ番組の市場ではサスペンスものは主要ジャンルの1つとして大きな存在感を有していることを考えると当然とも言える。3作目以降の施策が成功すれば、サスペンスアプリ市場が一気に花開く可能性も十分にあると弊社では考えている。費用コントロールの面でも、広告回収基準の厳格化策がすでに実行されている点はプラスに評価できよう。
 
 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
 
 
 《FA》

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