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[北京 8日 ロイター] – 中国税関総署が8日発表した2月の中国貿易統計は、輸出が前年同月比48.3%増と約5年ぶりの高い伸びとなり、市場予想を大幅に上回った。一方、輸入は同20.5%減少し、予想以上の落ち込みとなった。貿易黒字は606億ドルで過去最大を記録した。
市場予想は輸出が14.2%増、輸入が10%減、貿易黒字は108億ドルだった。
アナリストは、旧正月の連休の時期が毎年異なることから、1─2月のデータを通して内容を読み取る傾向にある。
税関総署は、輸出業者は通常、旧正月前に出荷を集中させることから、1月と2月のデータにゆがみが生じた可能性があると指摘している。
1─2月の輸出は前年同期比15%増加、輸入は同20.2%減少した。
2014年通年の輸出は前年比6.1%増、輸入は0.4%増だった。
2月の輸出を国・地域別でみると、米国向けは48.5%増の295億ドル、欧州連合(EU)向けは44.1%増の278億ドルだった。日本向けは23.6%増の107億ドル。
中国では輸出と比べて輸入が弱い状況が続いており、デフレ懸念が生じるなか、短期投資家が資金引き揚げに動いている兆候も見られ、内需拡大の必要性が浮き彫りになっている。
アナリストは、不動産市場の悪化や過剰生産能力、不安定な輸出などで打撃を受けている国内経済を支援するため、中国政府が今年、追加刺激策を打ち出すと予想している。
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