政治そのほか速
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「住みたい街ランキング」の常連とも言える吉祥寺や横浜、自由ヶ丘、恵比寿といった比較的規模の大きい街だけでなく、ここ数年の「せんべろ(予算1000円でベロベロになれる飲み屋さん)ブーム」の火付け役であり、今や劇映画のメインテーマに据えられるほどの“大ブレーク”を果たしている赤羽や、武蔵小山、練馬、蒲田……など、これまでニッチな人気を博していたエリアも脚光を浴びる機会が多くなったが、なかでも、ここ数年注目が集まっている知る人ぞ知る街が、JR中央線沿線、荻窪駅と吉祥寺駅の間にひっそりと佇む西荻窪駅界隈だ。
‘00年代初頭から緩やかに続く「第2次レトロ・ブーム(昭和懐古趣味)」の影響もあり長らく“アンティークの街”として知られていたが、最近では、食べログ通をも唸らせるグルメな飲食店をはじめ、乙女ゴコロをくすぐる個性的なカフェや雑貨店の出店ラッシュが続き、20~30代の女性をターゲットとした情報誌『Hanako』3月12日号も、「日本一住みたい街 吉祥寺vs日本一知りたい街、西荻窪」と冠した特集記事を掲載。この小さいながらも摩訶不思議な街の魅力を余すとこなく紹介しているほどだ。
「正直、人気の街としては王者の貫録すら漂う吉祥寺の向こうを張る存在として西荻窪がピックアップされたのは意外でした。というのも、この街は吉祥寺とは規模も毛色もまったく異なるので、このようなかたちで比較検討するのは多少無理があるような気がして……。ただ、いずれにせよ我が町、西荻窪がこうして話題になるのは、やっぱり嬉しいですけどね」
こう話すのは、西荻窪駅北口から徒歩2分、10畳にも満たない小ぢんまりとした路地裏の一画で「西荻案内所」というユニークな看板を掲げる奥秋圭さんだ。イラストレーター兼、編集者兼、写真家とさまざまな顔を持つ奥秋さんは、現在、妻・亜矢さんと二人三脚で案内所を運営。日々、地域密着型の情報発信や、オリジナリティ溢れる各種イベントなどを企画している。
西荻窪に精通し、街の動向を間近で体感している2人に、西荻窪の魅力と人気の理由、そして間違いなく西荻窪人気に一役買っているであろう「西荻案内所」の活動について話を聞いた。
「西荻(地元の人は「西荻」と省略して呼ぶ)の魅力って、もちろん、飲食店や雑貨屋さんとかの充実度もあるんだけど、それ以上に人と人との密接な繋がりに拠るところが大きいと思うんです。都会でありながらもどこか田舎っぽいっていうか、良くも悪くもみんなお節介焼きというか……。…
「日本的経営」にも問題はあるが、アメリカ流の「株主資本主義」を徹底すると、日本の良さが失われてしまう(写真:wavebreakmedia / PIXTA)的確な経済予測に定評があり、2014年の景気失速と消費再増税の断念、シェール革命による原油価格下落などを、すでに2013年の段階で予測していた中原圭介氏。今回、新刊『格差大国アメリカを追う日本のゆくえ』(朝日新聞出版)を上梓に際して、日米の金融緩和がそれぞれの国民にもたらす影響、アベノミクス後の日本の格差拡大などについて、”美人すぎる金融アナリスト”として人気急上昇中の三井智映子氏が2回にわたってインタビューする。第2回は「格差社会アメリカの後追いをする日本のゆくえ」について。前編:「貧困大国」アメリカは、衰退していくのか
■日本のインフレ目標はすでに失敗している
三井:後編では、日本のお話を中心にお伺いします。前回のお話では、アメリカの格差拡大の原因は「インフレ」と「株主資本主義」だとおっしゃっていましたが、今の日本は、そのアメリカの経済政策を明らかに後追いしているように感じられます。ということは、日本でも同じように格差の拡大が進むということなのでしょうか?
中原:日本の場合は、2013年からインフレが始まりました。2013年~2014年の2年間で、名目賃金の上昇率はたかだか2%程度にすぎないので、やはり物価上昇率に大きく割り負けしてしまっています。その結果、実質賃金の下落率は2012年末と比較して、最大で6%程度にもなったのですが、この下落率は、リーマンショック時の下落率と同じぐらいなのです。
2000年以降のアメリカの庶民の生活を見ていると、「インフレだと経済が良
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伊勢丹新宿店では午前10時30分の開業前、事前予約した人たちの列が(撮影:尾形文繁)
4月24日午前10時過ぎ。
伊勢丹新宿店・本館1階の「Apple Watch at Isetan Shinjuku」 前には、多数の報道関係者が陣取っていた。10時30分から伊勢丹のオープンともに、米アップルの腕時計型端末「Apple Watch」が、いよいよ発売されるからだ。世界9カ国で投入されたが、日本では、アップルの直営店やオンラインストアで売り出されたほか、ソフトバンクモバイルの販売店やビックカメラなどの家電量販店などで販売された。
アップルのティム・クックCEOが、2014年9月にApple Watchの構想を発表してから、およそ半年強。本来は待ちに待ったお披露目の日のはずである。だが、予想されたほど、発売初日のいつものフィーバーは、見られなかった。今回は完全予約制で、試着をするため、事前に店舗を訪れた人が相当程度いたことも見逃せない。予約好調の一方、一部で生産体制が整わず、出荷が遅れたモデルもあるようだ。
とりわけApplr Watchで目を引いたのは、伊勢丹新宿店やドーバーストリートマーケット銀座など、いつもとは毛色の違う売り場でも、取り扱われたことだ。
■いつものお祭り騒ぎはどこに
Apple Watchを購入後、さっそく開封して試す
「10時30分からお渡しのお客様はいらっしゃいませんか?」
開業が近づくと、顧客を誘導する伊勢丹関係者が声をかける。10時30分からの第一陣では、予約した13人が入店できるもよう。1時間あたり30人前後をさばく見積もりだ。セットアップをするのに、最低で
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99U: Twitterの共同創始者であり、Mediumの最高経営責任者であるEv Williams氏は、制約の存在が、独創力や集中力、仕事を成し遂げることへの大きな原動力となると、強く信じています。
結局のところ、チームで共有する、密度の濃い集中した時間を持つことが、24時間のハッカソンや、チームリトリートのような取り組みの背景にあるコンセプトです。これにより、たとえばメールの返事を待つといった、通常の作業におけるコミュニケーションの遅延や、複数のプロジェクトを同時進行することで、集中力が散漫になることをなくし、全員が1つのプロジェクトに集中することができます。
定期的にハッカソンを行うことのできない人に対して、Williams氏は、小さなグループが1日集中して1つのプロジェクトに取り組む「One-Dayer」を推奨しています。
たとえば「この件について、木曜日にOne-Dayerを行おうか?」といった感じです。
このセリフを言うのはどのような時でしょうか?
あるアイデアをしばらくあれこれ検討していて、いくつかの違った方向性を議論したが、まだどれが最適か確かでない時、あるいは、とりかかっていたプロジェクトを、とにかく終わらせたい時(その仕事を1日でやり遂げることが可能な場合に限ります)、頭から離れない、奇想天外な思いつきがある時などです。
大きなプロジェクトの始まりと終わりに、「One-Dayer」を行うことも、利にかなっているかもしれません。
私たちは、実際に自分の時間を管理しているのは自分であり、時間を自分が思うままに最適な割合に分配できることを、しばしば忘れてしまいます。次回、チームメートとプロジェクトを深く掘り下げたくなった時は、1日そのことだけに専念し、何が生まれるかを確かめてみてください。
Allison Stadd(原文/訳:コニャック)Photo by Shutterstock.
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九州電力の川内原発は稼働差し止めが却下されたが、避難計画の不備など課題も残されている
鹿児島地方裁判所は22日、九州電力川内原子力発電所1、2号機の稼働差し止め仮処分を求める住民の申し立てを却下した。16日に福井地裁が関西電力高浜原発3、4号機に対して下した決定とは真逆の結果となった。これで川内原発は、1号機から今夏中に再稼働する可能性が高まった。
鹿児島地裁の決定文によると、原子力規制委員会が安全性審査の基準として策定した新規制基準について、「最新の調査・研究を踏まえ、専門的知見を有する原子力規制委員会が相当期間・多数回にわたる審議を行うなどして定められたものであり、最新の科学的知見等に照らし、その内容に不合理な点は認められない」とされた。新規制基準は「緩やかにすぎ、合理性を欠く」とした福井地裁の判断とは大きく食い違うものだ。
■福井地裁の決定と真逆の判断に
鹿児島地裁は川内原発の地震対策に関し、「将来の自然現象の予測に伴う『不確かさ』を相当程度考慮して基準地震動(想定する最大の地震の揺れ)を定め」、川内原発の耐震設計を行っているとして、規制委の判断に「不合理な点は認められない」と判定した。この点、福井地裁は、基準地震動は揺れの最大値ではなく「平均像」であり、「実績のみならず理論面でも信頼性を失っている」と判断していた。
また、焦点の一つとされていた火山審査について鹿児島地裁は、「その評価は火山学の知見により一定程度裏付けられているといえるから、原子力規制委員会が示した新規制基準への適合性判断に不合理な点は認められない」とした。
さらに、地方公共団体が策定した避難計画を含む緊急時対応についても
続きは東洋経済オンラインにて