政治そのほか速
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フォルクスワーゲンの新しいデザイン言語をまとったという、「スポーツクーペ コンセプトGTE」は、4ドアと大型トランクを備えながらスポーツクーペを名乗るように、流麗なルーフラインが印象的です。
全長4870mm×全幅1865×全高1407mm、2841mmというロングホイールベースを考えると、フォルクスワーゲンCCの後継なのかなと思われますが、既存のフォルクスワーゲンCCよりもひとクラス上のポジションを担うモデルとアナウンスされています。
「スポーツクーペ コンセプトGTE」は単なるデザインスタディモデルではなく、TSIエンジン+2モーター、10.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したプラグインハイブリッドであり、380psのシステムパワーを発揮し、「GTE」モードにすると0-100km/h加速5.0秒という素早い加速も可能です。
さらに、最高速は250km/hに達し、エンジンを使わずモーターだけで50kmまで走行できるなど、燃費もパワーも両立した欧州製らしいPHEVといえるでしょう。
駆動方式はエレクトリック・プロペラシャフトを介した4WDで、必要に応じて瞬時に4WDに切り替わり、フロントモーターはV6 TSIからのエネルギーで駆動する発電装置として機能。後輪を駆動するもう1つのモーターに電力を供給。
さらに、後輪を駆動するためのエネルギーが従来のシャフトなどの機構を使わないもので、ワイヤーで電気的に伝達されます。先述したようにTSIエンジンがフロントのモーターを介してリヤの電気モーターも駆動するため、バッテリーの充電レベルが下がっていても4輪駆動での走行が可能になります。
外観では、ラジエターグリルやヘッドライト、VWバッジが融合した顔つきが目を惹きますが、まったく新しい解釈からなる「フォルクスワーゲンの顔」を創出しているそうです。
さらに、デュアルタイプのヘッドライトは、内側のウイングレットのLEDライトは必要に応じて光の色を変えることで、ウインカーとしての機能も果たすなどユニークなアイディアがされています。
内装では完全デジタル式のインパネが目を惹きます。「アクティブ インフォ ディスプレイ」と呼ぶプロトタイプが配置され、「3Dビジュアルエフェクト(3次元視覚効果)」を提供するという未来的なシステムを搭載。
ディスプレイは12.3インチで、インパネに自然に溶け込むような設計で、これはフォルクスワーゲンが特許をもつ3Dエフェクトのアンビエントライトによって可能になっています。…