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タイの日本人バラバラ殺人女が本誌だけに明かした“余罪”

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タイの日本人バラバラ殺人女が本誌だけに明かした“余罪”

 タイの日本人バラバラ殺人女が本誌だけに明かした“余罪”

 

  昨年9月、タイで、愛知県出身の島戸義則さん(当時79歳)がバラバラになった遺体で発見された事件の初公判が、3月9日にバンコクの裁判所で開かれた。
  殺人の罪に問われているのは、タイ人の女・ポンチャノック被告(48)と、内縁の夫。法廷では、内縁の夫が殺害を「1人でやった」と認め、ポンチャノック被告は関与を否定した。
 
  事件発覚当時、本誌の現地特派員だった私が、かつてポンチャノック被告と愛人関係にあったことを暴露し、この女の「性交後のおねしょ癖」などを報じたが、今回は初公判の1週間前に面会。約20年ぶりに再会し、取材することになった。
 
  同被告は、私と別れた後、旅行会社経営の日本人Yと共謀。多数の日本人男性を色仕掛けでカモにし、金を巻き上げていたという。
  「Yさんから、『いい金儲けがある』と言われて、日本の銀行の支店長と積極的に肉体関係を持ったの。相手は56歳のオジイチャンだったから、バイアグラを使ったりして強引に射精させていた。ワタシのお客さんのほとんどはオジイチャンだったから、ビンビンに勃起しない。でも、テクニック次第で、半勃ちでも射精できることを知ったの」
 
  4カ月関係を続けた後、「生理がない」と告げた。
  「支店長さんは、真っ赤な顔をして『ピル飲んでいるから大丈夫と言ったじゃないか』と怒り出して、『これで中絶してこい』と1万バーツ渡された。それで、ワタシとYさんが、ホテルで録音したテープや写真、ニセの妊娠証明書を持って、弁護士と警察官を連れて銀行に乗り込んだの」
  話し合いの結果、支店長側が1000万バーツ(約3700万円)を支払い、ポンチャノック被告は150万バーツ(約550万円)を受け取ったという。
 
  他にも、Yのアイデアで、乳首や性器に睡眠薬を塗り込んで金品を奪う昏睡強盗も繰り返していたと自白したが、大して反省の色は見せていなかった。この女には、別の日本人男性に対する殺害容疑でも捜査が進められており、今後の裁判の行方が注目される。
 【本誌特派員・宮田重明】

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