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九州大学医学部キャンパス内に開館した「医学歴史館」=1日午後、福岡市東区
110年以上に及ぶ九州大学医学部の歩みを伝える「医学歴史館」が、福岡市東区の医学部キャンパス内に開館した。
歴史館は、医学部同窓会の寄付により設立。運営は大学と同窓会が共同で行う。創立時の解剖学講堂の外観が忠実に再現された館内には、過去に使用されていた人体標本や医療器具、カルテなどを中心に計63点の資料が展示されている。鉄筋2階建てで、1階では常設展示、2階では企画展示を行っていく予定。
一方、第2次世界大戦末期に、生体実験により米軍捕虜8人全員を死亡させた「生体解剖事件」についても、事件の概要と大学の対応を記載したパネルなど2点が展示された。今後は、関連資料のさらなる展示も検討するという。
同大の住本英樹医学部長は、「過去を冷静に見つめ直すことが、われわれを正しい道に導いてくれると考えている。医学・医療に携わる人はもちろん、それを目指そうとする学生・中高生、また、一般の方々にもぜひ見ていただきたい」と話す。
同大医学部は、1903年に京都帝国大学福岡医科大学として開学。これまでに1万3000人以上の卒業生を輩出している。